2024年ドラフト2位で西武ライオンズに入団した渡部聖弥選手。
契約金7000万円、年俸1250万円という条件で話題になりましたが、果たしてこの評価は適正なのでしょうか?
本記事では、市場相場との比較や実際の活躍度から、渡部聖弥選手の契約条件を徹底査定します!
渡部聖弥の契約金7000万円・年俸1250万円は相場通りの妥当な評価

まず結論から言うと、渡部聖弥の契約条件はドラフト2位の相場としては非常に妥当です。
一般的にドラフト2位指名選手の相場は以下の通りです:
項目 | 相場 | 渡部聖弥実額 |
---|---|---|
契約金 | 7000万円〜8000万円 | 7000万円 |
年俸(大卒) | 1000万円〜1500万円 | 1250万円 |
渡部聖弥の契約条件は相場の下限に位置していますが、これは決して低評価というわけではありません。
大阪商業大学での実績を見ると、4年間でリーグ通算119安打(最多タイ記録)、2年秋には関西六大学リーグ新記録となる5本塁打を記録。
しかし、広陵高校時代の同期である宗山塁選手が楽天にドラフト1位指名されたことを考えると、やや控えめな評価だったとも言えるでしょう。
「悔しさはあるけど、それだけ評価していただいた。(プロの)入り口に立てたので、実績を積んで自分のレベルを上げていきたい」
引用元:毎日新聞
このコメントからも分かるように、渡部選手自身も1位指名への想いがあったことが伺えます。
ドラフト2位としては適正だが、新人王候補レベルの活躍で評価以上の価値を発揮
しかし、2025年シーズンの活躍を見ると、評価以上の価値を発揮していることは明らかです。
パ・リーグ新人王候補3選手の成績比較
パ・リーグ新人王候補として名前が挙がる3選手の成績比較を見ると、
渡部聖弥の特徴がよく分かります:
- 西川史礁(ロッテ): 打率.280と高打率が魅力
- 宗山塁(楽天): 遊撃手を守りながら安定した成績
- 渡部聖弥(西武): 唯一の二桁本塁打(10本) でパワーを発揮
特に注目すべきは、新人で二桁本塁打を達成しているのは渡部聖弥だけという点です。
岩本勉氏「本塁打10本は結構なリードに見えます」
引用元:baseballking
プロ野球解説者の岩本勉氏もこのように評価しており、長打力は新人王争いでの大きなアドバンテージとなっています。
さらに、ファン投票と選手間投票のダブル選出でオールスター出場を果たした点も評価できます。
球団の新人外野手としては初の球宴出場で、プロ・アマ問わず高い評価を受けています。
西武の投資判断は正解!長期的にさらなる価値向上が期待できる
結論として、西武の渡部聖弥獲得は非常に成功した投資判断と言えるでしょう。
1年目から即戦力として活躍している要因は以下の通りです:
■ 精神面の強さ
- ルーキーとは思えない落ち着き
- 勝負強い打撃(得点圏打率.236)
- 考える野球ができる思考力
■ 技術面の完成度
- 広角に長打を打てる確実性
- コンパクトで精度の高いスイング
- 守備・走塁でもチームに貢献
特に印象的なのは、担当スカウトの後藤光貴氏による以下のコメントです:
「パワーがあり躍動感あふれるプレーが魅力の選手です。
チーム愛が強く、将来は軸になってくれることを期待しています」
引用元;スポーツ報知
将来的にはトリプルスリー達成を目標に掲げており、西武では2002年の松井稼頭央前監督以来の快挙を目指しています。
現在の年俸1250万円は、今後の活躍次第で大幅なアップが期待できる水準です。
新人王を獲得すれば、来年以降は2000万円〜3000万円クラスへの昇格も十分あり得るでしょう。
まとめ
渡部聖弥の契約金7000万円・年俸1250万円は、ドラフト2位の相場としては適正な評価でした。
しかし、実際の活躍度を考慮すると、明らかに評価以上の価値を発揮しています。
新人王候補としての実績、オールスター選出、チームの主軸としての活躍を見れば、西武の投資は大成功と言えるでしょう。
今後の契約更改では、この活躍を正当に評価した大幅アップが期待されます。
渡部聖弥は間違いなく球界を代表する選手に成長するポテンシャルを秘めているのです。
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