XGプロデューサーSIMONは日本人?実は日韓のハーフ!
「XGのプロデューサーって、日本人なの?」
結論から言います。XGのプロデューサー・SIMONは、日本人の母と韓国人の父を持つ日韓ミックス。アメリカ・シアトル生まれで、日本発の事務所XGALXを立ち上げた人物です。
「日本人プロデューサー」と紹介されることが多いのは、日本に拠点を置き、日本発のグループとしてXGを世界に送り出しているからです。
厳密には「純粋な日本人」ではありませんが、「日本発・日本ルーツのプロデューサー」と捉えるのが最も正確です。
この記事では、SIMONの正体・経歴・プロデュース哲学を深掘りし、XGがなぜ”普通の日本グループ”とまったく違うのかをひもときます。
XGのプロデューサーはSIMON──基本情報まとめ
まず押さえておきたい基本情報を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | SIMON JUNHO PARK(JAKOPS) |
| 出身 | アメリカ・シアトル(1986年生まれ) |
| ルーツ | 日本人の母・韓国人の父/米日韓の3国籍 |
| 役職 | XGALX CEO兼エグゼクティブプロデューサー |
| 設立 | 2017年にXGALXを立ち上げ |
| 代表作 | XG(2022年デビュー) |
「日本人かどうか」という問いに対して言えば、日本にルーツを持ち、日本を拠点に活動しているプロデューサーです。
ちなみにプロデューサー名義「JAKOPS」は「JA(Japan)+KO(Korea)+P(Produce)by S(Simon)」の頭文字。
自身のルーツそのものが名前に刻まれています。
SIMONの経歴──K-POPアイドル出身という意外な事実
SIMONは、もともとK-POPアイドルグループのメンバーでした。
2010年に韓国の7人組ボーイズグループDMTN(DALMATIAN)にメンバーとして合流し、芸能活動をスタート。
その後、グループ解散を経てプロデューサーとして活動を開始し、韓国アーティストの楽曲制作を数多く手がけていきます。
また、2005年頃には一度、日本での音楽活動にもチャレンジしており、当時発足したばかりの「エイベックス・アーティストアカデミー」の特待生として1年半ほど活動した経歴も持っています。
アーティストとしてアイドルを経験し、プロデューサーとして育成システムを知り尽くしている──この唯一無二の経歴が、XGというグループの礎になっています。
XGALXとは──SIMONが立ち上げたレーベルの正体
XGが所属するXGALXは、2017年にSIMONが設立した日本発のグローバルエンターテインメント企業です。
拠点は日本ですが、K-POPの制作手法・システムを参考にしながら、「日本語・英語・韓国語を自在に操るグローバルアーティスト」を育てるという独自路線を掲げています。
注目すべきは、XGALXが韓国の大手事務所YGエンターテインメントと業務提携を結んでいること。
YGのノウハウとSIMONの哲学が融合したことで、XGは「日本のガールズグループ」の枠をはるかに超えた存在になりました。
SIMONのプロデュース哲学──「ジャンルレス」と「本質」へのこだわり
SIMONがXGのビジュアル・音楽において一貫してこだわるのが、「本質」という言葉です。
WWD JAPANのインタビューで、SIMONはこう語っています。
ビジュアル表現で求めているのは”本質”。XGALXは文化を作る会社でありたいと思っているので、常に「一番果敢に提示できる表現とは何か」を考えています。直感や勘も大切にしつつ、世の中に共鳴してもらうため、クオリティーを高めることに使命感を持っています。
音楽ジャンルへのこだわりのなさも、SIMONの大きな特徴です。
Billboard JAPANのインタビューでは、このように発言しています。
ジャンルや主流/非主流の線引きはあまり意識しません。”いい音楽”であることが基準ですね。既存の主流を追いかけるより、新しい感覚を主流に差し込む側でいたい。
HIP-HOP、R&B、ダンスポップ、バラード──XGの楽曲がひとつのジャンルに収まらないのは、SIMONが意図的にそう設計しているからです。
なぜXGは「K-POPっぽい」のか──日本とK-POPの融合戦略
XGを初めて見た人の多くが「K-POPグループみたい」と感じます。
2022年7月のメディアインタビューでSIMONはこう明言しています。
XGはK-POP式のトレーニングとシステムを基盤に誕生したグループだが、K-POPでもJ-POPでもないX-POPを追求し、これを通じてK-POPの発展に貢献し、韓国と日本の両国文化に対する理解を深めたい。
SIMONが最初から”世界志向”を持てた理由について、アジェンダノートのインタビューではこう語っています。
自分の生い立ちが深く関係していることは間違いないと思います。アメリカで生まれて、日本人の母と韓国人の父を持ち、日本と行き来しながら韓国で育ちました。「外」を意識することが当たり前で、自分がいるエリアや、やっていることを見せる対象を狭めて設定する理由がないと思ったんです。
SIMONにとって「世界を狙う」は戦略ではなく、生まれた瞬間から染みついた自然な感覚だったのです。
【独自考察・経験】SIMONの言動から読み解く真意とXG成功の本質
Billboard JAPANのインタビューで、SIMONはフルアルバムをこう表現しています。
フルアルバムは”一生記憶に残る”作品にしたいと思っており、XGALXとしても”使命”のあるアルバムだと考えていました。正解がない中でも本質を大事にし、初心を忘れず、期待を良い意味で裏切るものにしたい──その意識で走っています。
「世界一の名盤を残そう」という言葉を、SIMONはスタッフやメンバーに言い続けてきたと言います。
これはビジネス的な目標設定ではなく、アーティストとしての宣言です。
K-POPアイドルとして舞台に立ち、プロデューサーとして育成システムを学び、米・日・韓の3つの文化を体内に持つ──そんなSIMONだからこそ、「どの国のマーケットにも属さない、どこにもなかった音楽」を生み出せるのだと筆者は考えます。
XGが短期間でコーチェラのトリを飾り、東京ドームを満員にした背景には、こうしたプロデューサーの哲学的な一貫性があるはずです。
まとめ──SIMONとXGが証明したこと
改めて結論:XGのプロデューサー・SIMONは「日本人の母を持つ日韓ミックス」で、日本発の事務所XGALXを率いるプロデューサーです。
- XGのプロデューサーはSIMON JUNHO PARK(JAKOPS)。日本人の母・韓国人の父を持つ、1986年シアトル生まれ
- 「日本人」と呼ばれるのは、日本に拠点を置き日本発グループをプロデュースしているから
- 所属事務所XGALX(2017年設立)のCEO兼エグゼクティブプロデューサー
- 元K-POPアイドルグループ(DMTN)出身という異色の経歴
- YGエンターテインメントと提携し、K-POPシステムを日本に融合
- 「X-POP」という独自ジャンルでK-POPとも日本のアイドルとも異なる第三の道を切り拓いている
XGの快進撃は、SIMONという「どこにも属さないからこそ、すべてに属せる」プロデューサーの存在なくして語れません。








