「大津市長の佐藤健司って、実際どうなの?」

大津市に住んでいる方も、移住を検討している方も、一度は気になったことがあるのではないでしょうか。

この記事では、支持する声・批判する声の両方を、客観的な根拠とともに整理します。

「なんとなく悪い噂を聞いた」「なんとなく良さそう」で終わらせず、ご自身で判断するための材料をお届けします。

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佐藤健司・大津市長はどんな人物か

佐藤健司・大津市長はどんな人物か

まず基本プロフィールを押さえておきましょう。

  • 生年月日:1973年3月24日(愛知県岩倉市出身)
  • 学歴:同志社大学法学部法律学科卒業
  • 職歴:NHK記者→大津市議2期→滋賀県議3期
  • 市長就任:2020年1月(第24代)
  • 現在:2期目(任期2028年1月まで)

NHK記者から市議・県議を経て市長へという、異色のキャリアを持つ政治家です。

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市民から支持される理由

市民から支持される理由
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①選挙で2回連続、相手を大差で下している

評判を語る上でまず見るべきは、選挙結果という「民意の数字」です。

選挙佐藤氏の得票相手候補投票率
2020年1月(初当選)62,290票(56.7%)小西元昭氏39.77%
2024年1月(再選)54,970票成田政隆氏 47,122票36.61%

2回とも相手を大きく引き離して当選しています。

再選を果たした際、佐藤氏は支持者を前にこう語りました。

1期4年の市政運営に一定の評価をしていただいた。2期目はさらに進めて、ポストコロナ社会で顕在化した課題に市民と取り組みたい

日本経済新聞(2024年1月21日)

「批判はあっても、選挙で選ばれ続けている」という事実は、評判を語る上で無視できません。

②高齢者・子育て層への施策が評価されている

出口調査では60代以上で佐藤氏の支持が厚く、70代以上は約6割を固めました。

最も重視された施策は「教育・子育て支援」で、投票者の22%が挙げています。

再選時には「妊婦健診の無償化」「介護保険料の1割引き下げ」「市内のにぎわいづくり」を掲げ、自民・公明両党の地方組織の支援を受けて当選しました。

子育て世代と高齢者層、この2つの層から一定の支持を集めている点は、佐藤市政の「評判の良い側面」といえます。

③文化・観光振興への積極姿勢

佐藤市長は観光・文化施策にも意欲的で、インタビューでこう語っています。

(大津市の)国指定文化財の数は全国の市町村で第3位。歴史文化遺産が生の中に根付き、息づいているまちは例を見ない

時事通信 トップインタビュー(2025年5月29日)

さらに子育て施策については次のように述べています。

一つ一つ積み重ねることで、大津市で子育てをしたいと思ってもらえるように取り組みたい

時事通信 トップインタビュー(2025年5月29日)

施策の方向性は明確で、発信力がある市長という点は、支持者からよく挙がる評価のひとつです。

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市民から批判される理由

市民から批判される理由

①政治資金をめぐる問題

2014年、産廃業者A社から佐藤氏が支部長を務める「自民党瀬田東支部」への24万円の寄付が、翌年の県議選告示日に佐藤氏へ150万円として渡ったとされ、専門家から「迂回献金」と指摘されました。

業者との癒着を問われた際、佐藤市長は地元紙にこう文書で回答しています。

政治資金規正法上、政治資金パーティーは政治団体が行う対価を徴収して行われる催しであり寄付に当たらないし、政治団体の目的・主張に賛同してパーティー券を購入してもらっており業者との癒着の指摘は当たらない

地元新聞社(URL未確認・Wikipedia「佐藤健司(政治家)」より引用)

また、佐藤市長が代表を務めた後援会は2018年分・2019年分と2年連続で政治資金収支報告書を期日までに提出せず、滋賀県公報で公表・報道されました。

佐藤市長は「事務的なミス」との見解を示しています。

②パートナーシップ制度を報告なく見送り

前市長時代から検討が進んでいたLGBT向けパートナーシップ制度について、佐藤市長は担当の検討会議に報告のないまま導入を見送ったことが2021年に明らかとなりました。

「決定プロセスが見えない」という市政の透明性への不信感につながっており、批判的な声が根強く残っています。

③幼稚園教員「賃下げ」と市長給与引き上げの同時提案【2026年2月・最新】

③幼稚園教員「賃下げ」と市長給与引き上げの同時提案【2026年2月・最新】

2026年2月、佐藤市政で最も大きな炎上案件が起きています。

2026年2月19日の市議会で、市立幼稚園教員の給与体系を保育士水準に合わせて見直す条例改正案が提案されました。

可決されれば2026年度から施行され、現在約400人の幼稚園教員にとっては賃下げになります。

市の説明は「幼保一体化で人材を柔軟に配置するための給与体系統一」ですが、幼稚園教諭とは最大2万円近い差があり、大卒者は1万円近い減額になり得るといいます。

市議会資料でも「制度変更により幼稚園教員の処遇が低下することはモチベーションを損ない、生活基盤の不安定化を招くおそれ」があると認め、教職員組合アンケートでは「約2割が離職、または離職を検討」という懸念も示されています。

そして最も強い反発を呼んでいるのが、同じ議会で市長・議員の給与引き上げも同時に提案されている点です。

市審議会の答申に基づき、市長ら特別職と議員の給料を2.3〜6.6%引き上げる条例改正案が同時に提出されています。

対象内容
幼稚園教員 約400人保育士水準に統一→大卒で最大1万円近い減額の可能性
市長・特別職・議員2.3〜6.6%引き上げ(新庁舎整備期間中は月5%カット)

大津市の広報SNSのコメント欄には「普通は保育士の給料を上げて調整するのが普通だと思うけど」など否定的なコメントが相次いで投稿されています。

SNS上では「現場の教員を下げながら、自分たちは上げるのか」という批判が噴出しており、炎上の核心はこのダブルスタンダードの構図にあります。

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【独自考察】「評判」の本質——佐藤市長をどう読むか

【独自考察】「評判」の本質——佐藤市長をどう読むか

佐藤健司市長の評判を一言で言えば、「実行力はあるが、プロセスが荒い」という印象です。

NHK記者出身という経歴が象徴するように、情報発信・メディア対応は巧みで、施策の方向性自体は的外れではありません。

しかし「どうやるか」のプロセスが繰り返し問題になっています。

パートナーシップ制度の非報告での見送り、後援会報告書の2年連続未提出、そして今回の幼稚園教員賃下げと自身の給与引き上げの同時提案——。

これらに共通するのは「説明とプロセスの軽視」です。

NHK記者として情報を「届ける側」にいた経験が、「受け取る側の市民がどう感じるか」という想像力の欠如につながっているとしたら、皮肉な話です。

2期目の評判が最終的にどう決まるかは、「何を達成したか」だけでなく「市民との信頼をどう築いたか」にかかっています。

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まとめ:佐藤健司・大津市長の評判を整理すると

まとめ:佐藤健司・大津市長の評判を整理すると

✅ 支持される理由

  • 2期連続で選挙に勝利(民意の支持)
  • 高齢者・子育て層への具体的施策(妊婦健診無償化・介護保険料引き下げ)
  • 文化・観光・産業振興への積極姿勢と発信力

❌ 批判される理由

  • 政治資金問題(迂回献金疑惑・報告書未提出)
  • パートナーシップ制度を非公開で見送り
  • 幼稚園教員の賃下げと自身の給与引き上げの同時提案
  • 説明責任・プロセスの透明性への繰り返しの指摘

「評判が良い/悪い」という二択では語れないのが実態です。

ひとつだけ確かなことは、「プロセスの透明性」という点で繰り返し問題が起きているという事実です。

市長の評判を自分の目で確認したい方は、大津市公式サイトの市長記者会見や市議会の議事録をぜひご覧ください。

大津市公式サイト

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